先日、熊本中央区のホテル日航熊本にて開催された
「第49回日本東洋医学会九州支部学術総会」に参加してきました。
医師の方がほとんどの学会ではありましたが、鍼灸師の先生も演者の中にいらっしゃり。
多くの講演を拝聴し刺激ある1日となりました。
(写真を撮り忘れたので抄録の冊子を引用しております。)
中でも印象に残った講演をいくつか紹介します。
「筋緊張型頭痛に対する推掌及び漢方治療の有効性の報告」
まず、一般演題であった熊本セントラル病院の山﨑先生の講演です。
医師の先生が、診療の現場で推掌(すいな)を実践されていると、拝聴し驚きました。
基本的に漢方薬を処方されることがほとんどだと思います。
ですが、先生は推掌を実践し効果をしっかり出されていていました。
医師の先生が鍼灸治療や推掌の有効性を理解され実践し、
さらに知識を深めるため学ぼうとされる姿勢を見て刺激を受けたとともに
このような鍼灸治療に理解ある先生が増えてくれると良いなと感じました。
「急性期での漢方薬の活用」
次に、本学会のテーマでもある急性気での漢方薬の活用を講演されていた熊本赤十字病院の加島先生です。
現代の急性期症状に対しては、西洋医学が担っていることがほとんどであるが、人体の回復力に対しては十分なアプローチは持ち合わせていない。
対して、漢方薬や鍼灸治療を行うことで治癒速度の違いであったり有効性を拝聴し。
東洋医学では、慢性症状に強い印象が持たれるが、急性期症状に対しても十分有効であることをデータを元に拝聴し、急性期医療においても東洋医学の活躍の場があることにより東洋医学に対しての期待が高まりました。
日本東洋医学会に参加して
今回、学会に参加して漢方と鍼灸治療は同じ東洋医学の一部ですが。
診断・治療において考え方が近く比較できること。
自身も鍼灸治療のことについてはもちろん、漢方医学に対しても学びを深めたいなと強く感じました。
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